【異質な建築としゃぶしゃぶ戦争の結論】

以前【異質な建築としゃぶしゃぶ戦争】というコラムを書いた。中目黒駅にある2つのしゃぶしゃぶ店の抗争についての記事である。

今回はその2つの店舗に新たな進展があったので、お伝え出来ればと思う。

前回のコラムをまだ読んでいない方は、先に下記より【異質な建築としゃぶしゃぶ戦争】のコラムをお読み下さい。

 

年明けにサラリーマン生活が再開し、ランチにその店舗の近くを通りかかった。

正規店は相変わらず緑色の有孔折板が目立つ。

類似店についても、外観デザインは以前のままだったが、あるものが変更されていた。

店の名前だ。

正規店は、以前と同様に「しゃぶしゃぶレタス」と明記されていたので、名称が変更されたのは類似店の方だ。

おそらく何かしらの抗議を受けて変更せざるを得なかったのだろう。

以前までは、正規店を挑発するような店舗名であり、誰もが姉妹店だと勘違いするような名前だった。

「SHABU SHABU れたすれたす&れたす」

【れたしゃぶダイニング】

になっていた。

正規店からの訴えによって、利用者にとっては小さな進展であるが、一先ず店舗名の変更のみで店舗自体は存続していることから、これがお手打なのだろうか。

少し甘い気もするが、仲良くしてくれることに越したことはない。

ただ、正規店である「しゃぶしゃぶレタス」の看板が前よりも少しだけ、道路に近く出されている気がする。

その看板には、【類似店にご注意を】という注意喚起のポスターが貼られているから、正直気納得がいっていないのだろうか。

そんなに簡単な話ではない気がするが、取り敢えずの決着に利用者もあまり納得出来ていない。

いっそ、キャベツにしたら良いのにと他人事なら思ってしまう。

中目黒という街で、レタスの取合いによる戦争が起こるなんて、レタスもさぞ驚いただろう。